高円寺のレコーディングスタジオ|海外フェス その2
高円寺P.I.G.スタジオ 松浦です。
そして続きを書きます。
↓
この暴動は今でもリアルに覚えています。
何故かというと、、、、
僕も思いっきり巻き込まれましたw
最終日の夜、ぼくはRAGE AGAINST THE MACHINEを少し離れたところで見ていました。
ライブのパフォーマンスでアメリカの国旗を燃やす、というかなり激しいことをしていたんですが、僕の周りはそのあたりから空気が変わりました。
所々でキャンプファイヤー的に火を燃やし始める人が増え、遠くから遠吠えのような「ウォォーーー!!」みたいな声が聞こえ始めました。
ライブの歓声とは全くの別物で、まさに空気が変わっていっている感じ。
その後ぐらいに、一斉に数万人が大声を出しながら同じ方向に走り出し
暴動が始まりました。
当時の情報だと最初から運営に不満がでていたそうです。
フードが高いとか、トイレがまったく管理されていない。
などなどです。
実際、フードはほぼオフィシャルブースでしか買えませんでした。
SSサイズのちっちゃいピザが15ドルか20ドルぐらい、ドリンクはLLサイズで5ドルとかで、おなか一杯食べようとすると、50~60ドルはかかる感じ。
個人でお店を出してる店もあった気がしますが、すぐに売り切れていました。
そういうフラストレーションが最終日に一気に爆発しました。
ライブ終了後の夜、数十万人が雄たけびをあげながらオフィシャルテントを破壊し、中にあったグッズを奪ってその場で売る。みたいなむちゃくちゃなことをやっていました。
上半身裸で、松明をもって走り回る。火をつける。
ブースを破壊する。グッズを奪う。もうやりたい放題でした。
ぶっちゃけみんな人間に見えませんでした。。。。
僕が見た中で一番びっくりしたのが、銀行のATMを壊してお金を奪おうとしていた人たち・・・10センチくらいのちっちゃいバールでこじ開けようとしていました 苦笑
さすがにそれは無理だったようですが、、、マジかと。。
僕もその暴動にあてられたのか、自分のテントには戻らず、会場を歩き回っていました。
目の前に広がるのは、写真のような光景。
実際、暴力やレイプなどもあったようで、こういった極限状態の人間の恐ろしさを目の当たりにした19歳の僕。
忘れられるわけがありません。。。
ただ、暴動が治まりはじめた朝方。
うっすら明るくなってきたときに、キャンプファイヤーをバックにバイオリンや、アコギ、笛などを持ち寄った楽器隊が、ポルカのような曲を演奏し始めて、その周りをみんなが楽しく踊り始め、ついさっきまでとは全く違う、とても美しい瞬間を見ました。
暴動の間は、個人店の人たちは武器をもってブースを守っていたのですが、その時はあったかいコーヒーをみんなに配っていました。
僕は英語も話せないんですが、お店の人と目が合ったら
にっこり笑って僕にもコーヒーをくれて。
お礼をいうと、キャンプファイヤーのベンチ代わりにしていた、何かしらの残骸のところにおいでと案内され、なにかを話しかけられました。
何をいってるかわかりませんでしたが、大変だったね!って笑顔で労ってくれていたんじゃないかと思います。
とんでもない夜でしたが、やっぱり素敵な思い出として僕に残りました。
まだまだ細かい話はいっぱいあるのですが、書き始めると時間がいくらあっても足りなくなりますのでこの辺で (笑)
長文・駄文ですいませんw
もし興味がありましたら、今直接きいてください!
以上、僕の海外フェス初体験の話でした。
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